Project

京都新聞連載「むっくりの京都 ー画材の匠たちー」第13回

概要

〔第13回〕2019年4月20日 「研の粉」

京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター長の米原有二が絵画や工芸を支える手仕事についての記事を京都新聞で毎月第三土曜日に連載しています。

第13回のテーマは「砥の粉」。

全国の木工、漆芸職人から厚く信頼される進藤謙商店さんに取材しています。

タイトルの「むっくり」とは、まるみをおびてコロンとした感じを指す言葉です。京都の職人さんが工芸品の仕上がりを評価するときなどによく使う褒め言葉です。「どことなくいいかんじ」といった意味でしょうか。建築の「むくり屋根」などもそうですが、日本人(京都人)は手仕事が生んだ絶妙な曲線がどうしようもなくすきなようです。