工芸を起点に未来の社会像を考える
京都精華大学 伝統産業イノベーションセンターが初のシンポジウムを開催
2019年9月1日、京都国際マンガミュージアムを会場に多角的な視点で社会課題を議論するシンポジウム「We – 工芸から覗く未来」を開催しました。
「表現の大学」として5学部23コースの学問領域を有する京都精華大学が、工芸の世界でさまざまな取り組みをおこなう方々とともに伝統的な手仕事を起点として未来の社会像について考える機会となりました。
京都精華大学は、2018年度に文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」の採択を受け、「持続可能な社会に向けた伝統文化の『表現』研究」をテーマに活動を展開しています。
本シンポジウムは京都府のKYOTO KOUGEI WEEK 2019の関連事業として開催されました。
当日の議論を近日公開予定です。
-----------
◆開催概要
●日時:2019年9月1日(日)13:00~17:30(受付:12:00-)
●会場:京都国際マンガミュージアム1階 多目的映像ホール
京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
●参加費:参加無料/要事前申込
●プログラム / Program
司会:吉村和真(京都精華大学副学長)
【挨拶 / Opening Remarks】
ウスビ・サコ(京都精華大学学長)
【第一部 / Part One】
ファッション素材としてのフィッシュスキンと京都の染色技術
Fish Skin as a Fashion Material and the Dyeing Techniques of Kyoto
Elisa Palomino(ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校ファッションプリント学部教員)
松山一成(松山染工)
小北光浩(京都精華大学ポピュラーカルチャー学部教員)
モデレーター:米原有二(京都精華大学伝統産業イノベーションセンター長)
【第二部 / Part Two】
手仕事の、次の1000年のために
For the Next 1000 Years of Handcrafts
金谷勉(セメントプロデュースデザイン代表取締役)
中川周士(中川木工芸比良工房主宰)
永田宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表プランニングディレクター)
八木隆裕(茶筒老舗 開化堂六代目)
米原有二
モデレーター:鞍田崇(哲学者、明治大学理工学部准教授)
【ディスカッション / Discussion】
未来へのバトン
Passing the Baton to the Future
鞍田崇
中村裕太(京都精華大学芸術学部教員)
米原有二
Photo Credit: Tatsuki Katayama