News

2021.6.8Tue

メディア

フランスでの展示記録映像を公開いたしました

フランス国立科学研究センター(CNRS)との連携事業として、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)マルセイユ校准教授のフレデリック・ジュリアン氏(文化人類学者)を招聘し、「和紙製作および、和紙の活用法」をテーマに合同フィールド調査をおこないました。

フレデリック・ジュリアン氏の研究方法である「Anthropography(マンガ人類学)」は、文化人類学者とマンガ家(イラストレーター)がともに同じ現場を巡り、論文執筆時には文章とマンガの双方の記録を盛り込みます。伝統産業イノベーションセンターからはセンター長の米原有二、研究コーディネーターの赤尾木織音が研究に参加。また、共同研究者としてイラストレーターの堀口一氏(京都精華大学卒業生)がすべての調査に帯同しました。この研究成果は、2021年にフランス南部の植物園「ドメーヌ・ド・レイオル」にて一般公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で無観客の展示となったため、記録映像を制作し、オンラインで公開いたしました。

 

 

◆展示詳細

Washi: du Mûrier au Manga, l’Art du papier au Japon
楮とマンガとフィールドワークー日本の紙漉きの現場から

会期:2021年2月23日(火)〜2021年3月14日(日)*オンライン公開
開園時間:9:30-17:30
会場:ドメーヌ・ド・レイオル(植物園)
Avenue Jacques Chirac, 83820 Rayol-Canadel-sur-Mer, France
主催:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
協力:フランス国立科学研究センター(CNRS)ノルベルト・エリアス・センター、沿岸域保全整備機構(Conservatoire du Littoral)
漫画翻訳:大西愛子