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2021.6.29Tue

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「京都精華大学 工芸文化データベース」を公開しました

2020年に「京都精華大学 工芸文化データベース」を公開しました。京都の主要な伝統産業についての情報や、工芸を支える道具・材料に関する資料を掲載しています。また、「石黒宗麿の陶片群」に関する資料など本学の伝統文化に関する研究成果も集約し、今後も研究活動に活性化とともに成長するデータベースとなる予定です。掲載情報については、日本語・英語で記載しています。

 

◆掲載情報(抜粋)

・京都市指定工芸品74品目

 京都市が指定する74の伝統的工芸品についての画像資料および解説を掲載しています。今後は全国各地の国指定工芸品の網羅を視野に入れ資料の充実をはかります。

・工芸技術および道具・材料

 染織や漆工、金工、木工、陶芸など工芸技術や意匠に関する資料に加え、入手が困難な道具や材料についての資料を掲載。これまで伝統産業イノベーションセンターが取り組んできた研究成果を公開し、今後のさらなる教育・研究活動の礎となる内容をめざしています。

・石黒宗麿の陶片群

 近代陶芸を代表する陶芸家、石黒宗麿(1893-1968)が晩年を過ごした工房兼住居「八瀬陶窯」から発掘された約2,000点の陶片を釉薬・技法ごとに24分類しています。

 また、2018年度の八瀬陶窯調査研究で登り窯(二の間)から発見された石黒作と考えられる「木葉天目茶碗」に関する資料も掲載。

(翻訳:赤尾木織音、神沢希洋、森本優芽)

 

データベースは こちらからご覧いただけます。