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「手仕事の学校」 ー夏研修 2018ー 工芸都市・金沢を巡る

概要

不定期で左京区を飛び出している工芸の勉強会「手仕事の学校」ですが、

2018年の夏合宿は工芸都市・金沢に行くことになりました。

能登出身・金沢在住で金沢の手仕事に精通する中乃波木さん(写真家/イラストレーター/エッセイスト/能登町ふるさと大使)に

ご案内をお願いし、金沢の職人さんを巡りました。

 

〔おことわり〕

本記事に掲載した見学内容は各工房のみなさまに本学教育へのご理解・ご協力を賜り実現しました。

本記事に掲載されている各工房は通常、見学の受け入れをしておられません。

見学に関するお問い合わせ等は各工房のお仕事の妨げになる場合もございますので、おひかえくださいますようお願いいたします。

 


 

■〔加賀友禅〕山田武士さん

まずは、日本三大友禅(京都・東京・加賀)のひとつ、加賀友禅の作家、山田武士さんの工房へ。

加賀友禅の工程や特徴的な図案・文様などについてうかがいました。

 

 

平面だった図案から、立体である着物に仕立てられるまでのお話も。

着用した際の美しさを綿密に計算して図案や構図が描かれています。

 

 

 

 

 


 

■〔陶芸〕中田雄一さん

続いて、北海道出身で金沢市内に工房を構える陶芸家、中田雄一さんのところへ。

作品の美しさもさることながら、ご自身でリノベーションされたというご自宅兼工房のすてきさに見入ってしまいました。

 

 

中田さんのうつわは地域性や時代性を超えた魅力をもっています。

通りに面した中田さんの「ねんどスタジオ」は、地域の人たちも気軽に立ち寄っていかれるそうです。

 


 

■〔和菓子〕なかむらや生菓子店  中村辰男さん

加賀百万石の歴史に彩られた金沢の菓子文化。

その技術と受け継ぎ、金沢に暮らす人たちに愛され続けている「なかむら生菓子店」。

ご店主の中村辰男さんに「見学だけじゃなくぜひ体験もしていきなよ」とうれしいお言葉をいただき、

「生菓子」「みかん大福」「酒饅頭」の名物三種の体験をさせていただくことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 


■〔日本酒〕福光屋さん

最後にうかがったのは、酒どころ・金沢を代表する酒蔵のひとつ福光屋さん。

時期的に酒造りは見学できませんでしたが、

福光屋さんの酒造りを支える地下水「百年水」について学び・試飲しました。

霊峰・白山の麓に降った雨が地中に福光屋さんの地下150メートルにやってくるまでおよそ100年。

豊かな土壌のミネラルをたっぷりふくんだこの水こそが福光屋さんの宝です。

 

 

 

 

社内のお部屋にもご案内いただき、酒造りに関する映像資料や原材料などについても教えていただきました。

 

今回の金沢研修はものづくり・食がとも豊かな金沢ならではの旅程に。

ほんの一端ですが、金沢の手仕事の深みを学ぶことができました。

ご協力いただきました各工房のみなさま並びにご案内いただきました中乃波木さんに心より感謝申し上げます。

 

京都精華大学 

「手仕事の学校」 2018年度 夏研修 参加者一同


日時

9月18日

場所

金沢市内

講師

中乃波木さん(写真家/イラストレーター/エッセイスト/能登町ふるさと大使)
https://nohagi.com

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