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「手仕事の学校」Vol.01 「京友禅のめがね拭きがグッドデザイン賞を受賞した理由」

概要

 

2017年度にグッドデザイン賞を受賞したばかりのSOOのみなさんをゲストに迎え、商品開発・ブランド立ち上げの経緯から、デザイン、技法の工夫まで幅広く伺いました。

京友禅の技術・素材そのままに商品開発されたメガネ拭き「おふき」は、「京都だけの販売」をブランディングの中核にすえておられます。インターネットで世界中の「ご当地物」が購入できるこの時代に、あえて販売チャネルを絞ったその理由を伺えたことは、今回もっとも大きな学びでした。

 

今年は、SOOさんと、京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別ゼミ「工藝部」との共同商品開発も予定しています。共同開発した新商品は今秋の発表を予定しています。京友禅の伝統と新展開に、学生の感性がどのように融合するのか、今からとてもたのしみです。

 

 

 

 

 

日時

2018年4月12日(木) 18:15〜19:20

場所

京都精華大学 本館5階H502

ゲスト|SOO/ソマル

日根野孝司 / 株式会社日根野勝治郎商店 代表取締役社長
関谷幸英 / 株式会社関谷染色 代表取締役社長
田辺哲也 / 株式会社美和 代表取締役社長
安藤充泰 / 安藤染工 代表
京友禅を手がける4 社によって2016 年にスタートしたブランド。伝統に裏打ちされた高い染色技術を活用し、着物以外の商品を展開している。2017 年には着物生地を使用しためがね拭き「おふき」がグッドデザイン賞を受賞。京都でしか販売をおこなわないブランドコンセプトや、着物保管の際のたとう紙を用いたパッケージデザインが注目を集めた。2018 年度からは京都精華大学 工藝部との共同製作も開始した。

聞き手:米原有二(京都精華大学 京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター長)