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2018.7.1Sun

五箇山和紙〔FIVE〕の名刺入れ

Text / YONEHARA Yuji

京都精華大学 キャリア支援チームでは、卒業後の進路決定者にささやかなお祝いの品を渡しています。
それがこのカラフルな和紙製の名刺入れ。
富山県・五箇山の里で和紙職人さんたちが丁寧につくる逸品です。

山深い里で漉かれる五箇山和紙はその丈夫さと独特の風合いから、
古くより重宝されてきました。
桂離宮の襖紙などに用いられ、文化財の修復等には欠かすことができない和紙なんです。

五箇山和紙を加工した製品を送り出すブランド〔FIVE〕は、
五箇山和紙の職人さんたちと、デザインユニット〔minna〕が共同開発しています。
名刺入れのほかにもブックカバーやノートなど、カラフルで魅力的な商品がたくさん揃います。

京都精華大学がオリジナルの名刺入れをお願いするにあたり、
〔FIVE〕のブランドネームの隣に大学名を入れてもらいました。

和紙といえど耐朽性は十分。
五箇山和紙は原材料の楮にトロロアオイを混ぜ込んでおり、その強靭さが特徴です。
この名刺入れは、原料で染めた和紙をこんにゃく糊で揉み込んでおり耐水性も備えています。
使い込むほどに風合いが増し、手に馴染みますのでずっと愛用してもらえます。

外側とはまた違った配色です。
写真だとすこしわかりづらいですが、内側にも銀箔押しでダブルネームに。

カラーバリエーション豊富で、選ぶのにひと苦労です。
たくさん用意しましたので、ゆっくり悩んでくださいね。