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京都新聞連載「むっくりの京都 ー画材の匠たちー」第7回

概要

〔第7回〕2018年10月20日 「表装裂」

京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター長の米原有二が絵画や工芸を支える手仕事についての記事を京都新聞で毎月第三土曜日に連載しています。

第7回のテーマは「表装裂」。

掛け軸などに使う裂(織物)を専門に扱う鳥居さんに取材しています。

タイトルの「むっくり」とは、まるみをおびてコロンとした感じを指す言葉です。京都の職人さんが工芸品の仕上がりを評価するときなどによく使う褒め言葉です。「どことなくいいかんじ」といった意味でしょうか。建築の「むくり屋根」などもそうですが、日本人(京都人)は手仕事が生んだ絶妙な曲線がどうしようもなくすきなようです。