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〔資料〕1981年 学外実習のはじまり

概要

1981年にはじまった「学外実習(現:京都の伝統産業実習)」は、2週間にわたって伝統工芸の工房に通い、お弟子さんと同じように接してもらいながら自身の作品制作もおこなうという内容です。

京都精華大学が短期大学から4年生大学に変更するにあたり、地元・京都の産業と強く結びつき、相互に刺激を与え合う人的交流をうむために開講されました。当時まだインターシップなどが一般的ではなかった時代。大学の外で、職人さんたちを先生として学ぶカリキュラムは先進的な内容でした。

1981年に発行された大学広報誌「木野通信」では、誌面で学内外にこの実習の内容を紹介しています。

初年度は約100名が学外実習に参加。約30ヶ所の工房に配されてそれぞれの学びをえてきました。この年の取り組みが、現在に続く「京都の伝統産業実習」の礎となりました。